この仕事は、安全が第一の仕事。荷下ろしや積み込みなど何トンもある鉄骨を移動するため、特に安全確認が必要になります。そんな中でも、美しく、そして早く仕上げるように意識しています。いいものを納期内に納めることが、私たちのミッションですから。少しでも早く納めることができれば、建築現場の工期短縮に貢献できて次の工程を担当する方も喜びますしね。
現在、工場の技術者は私を入れて5人います。常に緊張感を持って、それぞれに自分の仕事の作業効率化を考えながら取り組んでいます。クレーン2台で作業するときは、事前に協力依頼してチームワークを発揮しています。みんな仲がいいですよ。

休日は、私にとって大切な時間です。もっぱら趣味に没頭しています。5年程前から始めた骨董品の鉄瓶やデコイのコレクションが私の趣味。同じものは2つとないので面白いですね。鉄瓶は大小100個くらいあり、自宅の半地下は鉄瓶だらけです。1人で楽しむのはもったいないと思い、週変わりで会社に持参して、事務所の入り口の棚に飾っています。他の社員やお客様との話題になることもあるので、息抜きにも貢献できているのではないでしょうか（笑）。

私が入社して今年で37年目。会社ができてすぐに入社しました。こうやって長く勤められるのも、仕事もプライベートも両方楽しめているからだと思います。新しく入る方も、メリハリある働き方をして、末永く活躍してほしいですね。

鉄骨を建てる為に必要な施工図は、建築・設計事務所からいただく意匠図や構造図をもとに職人さんが実際に組立てられるような図面の事で、主に専用ソフトを使用して作成していきます。設計図面とは別の知識も多く必要になるので、出産・子育てで前職を退職してからブランクがあった私はとても不安を感じていました。そんな私に対して、代表がしっかりと話を聞いてくれて、次のような言葉をかけてくれました。
「最初は真っ白な状態で、失敗してもいい。時間がかかっても、ひとつずつ着実に覚えていけばいい」
この言葉があったから、10年以上この仕事を続けてくることができたと思います。

人数が少ないので、図面作成以外に安全書類の作成をしたり、書類を届けに行ったりすることもあります。普段から全員で協力しあっているので、一体感がある会社ですね。手伝えることがあったら、お互いに自然とサポートしている感じです。社員は入社時に未経験のことがあっても、入社後に経験を積みながらトータルに仕事ができるように成長していっていますね。今は何もできなくても、いろいろなことに興味を持って意欲的に取り組もうという前向きな気持ちがあれば、うちの会社の業務を楽しめると思います。誰でも最初からプロフェッショナルではないですから。大らかな気持ちで飛び込んできてください！

私の主な仕事は現場の据え付け作業など施工管理業務です。施工図面作成、材料発注、工場製作、トレーラー手配、現場搬入、取り付けまで、みんなで手分けして行っています。前職でも同じ仕事をしていましたが、病気で休業したことをきっかけに自宅に近い今の会社へ転職しました。

これまでで忘れられない仕事というと、大手ゼネコンから発注を受けた耐震補強工事の仕事です。工事期間と場所の制限がある業務だったため、いかに効率のいい施工管理ができるかがポイントでした。2年がかりの現場作業で、思うようにいかないこともありましたが、このときの経験はすごく勉強になりましたね。ゼネコンからは感謝状もいただき、大きな達成感を味わいました。

技術者は良い物をきちんと作れば、ちゃんとお客様に喜ばれます。いい加減な仕事をすれば、クレームになりかねません。良い物を作るためには、当たり前のことをきちんとできるようになることが大切。それには時間もかかるし経験も必要になるので、はじめのうちは苦しく感じることもあるかもしれませんが、それでも堂々としていればいいと思います。そうして成長していくことで、職人としての誇りが持てるようになっていきますから。もちろん、若い人に対して職人気質で怒鳴って教えたりはしませんので、安心してくださいね（笑）。やさしく指導します！

法学部の学生だった自分が、初めて当社の工場を見学したときの印象は今も鮮明です。鉄という頑丈なモノが相手で、全員が目の前の業務に集中し、与えられた仕事に取り組む姿がすごくクールで格好よく見えたのを今でも覚えています。その時、私はどんな仕事も最初は不安が付きものですが、やりがいを感じながら長く続けられる仕事をしたいと思ったので、一番印象深かった当社に入社しました。

まったく未知の領域に飛び込んだので、最初は専門用語がわからず、先輩に聞いてばかりでした。その返答にもわからない言葉があって、また繰り返し質問をしてしまう。そんな右も左もわからない新入社員を決して見放さないのが北日本製作所です。入社前から感じていましたが、当社は若手社員に対して「お前は無理だ」なんて言いません。仲間の一員として最初から認めてくれる温かい人たちが集まっています。

私が担当するのは主に組立て作業。例えば様々な機材を使って鉄骨の切断や穴あけ、溶接なども行います。今は現場作業にも関わり、間もなく開業予定の有名カフェの柱にも当社の鉄骨が使われています。自分の携わった部品が現場で使用する柱や梁になるのを見ると、製造ラインの一部に関われたのだと嬉しくなります。ハードな仕事と思う人もいると思いますが、工場内はちょっとした非日常空間でワクワクします。そこに身を置くことで、人間性も豊かになれる職場です。

合同企業説明会の会場で渡された参加企業の一覧。私が最初に見たのは社員数で、少数精鋭の会社に勤めたかったのです。そこで目に留まったのが北日本製作所。大きな会場でしたがブースもすぐに目に入りました。「これは縁かも…」そんな期待で訪れると社長がいて、会社や仕事、そして社員についてすごく楽しそうに説明してくれました。私は法学部出身のため当社の仕事に対して不安を感じていましたが、私の姉が畑違いの学部から土木設計の業界で活躍していたこともあり、入社を決意しました。

入社当時は知らない言葉ばかりが飛び交っている状態。さらに図面制作でCADを使用しますが、操作経験のない私は、クリック一つにも戸惑っていました。しかし、先輩の皆さんがきめ細やかにフォローしてくれたおかげで、最近ではわからないことも減り私自身の成長を実感することができています。
今では事務的な作業もさせてもらい、たくさんの仕事を任せてもらえています。

当社は少数精鋭のため、社長自ら若手社員に直接コミュニケーションをとり、業務内容を丁寧に教えてくれます。
入社後のギャップを挙げるのなら、想像以上に社員の皆さんがやさしくて温かく、手厚いフォローのある会社だったことです。